地球上の海が「海洋ゴミ」で汚染され問題となっているのは、皆さんもご存じだと思います。このままでは近い将来、魚より「海洋ゴミ」の量の方が多くなると言われています。「海洋ゴミ」の内訳として最も多いのが「使い捨てプラスチック」、そのほとんどが街で発生したゴミであるペットボトルやレジ袋などになります。 そのプラスチックは、今や人々の暮らしには欠かせないものであり、便利な生活を続けるためには、なくてはならない存在になっています。 では、プラスチックと共存しながら、どのように地球環境を守ることが出来るのでしょうか?
個人レベルでのゴミの分別や意識改革、各種環境団体などによる取り組みなどの環境保全活動も行われています。様々な解決策が試される中、プラスチックと共に歩んできた私たちだからこそ出来ることがあるのではないでしょうか。
「プラスチック専門商社だから出来ること」とは何でしょうか。 今まで、石油等の化石資源に頼っていたプラスチックの原料を、コスト等の課題は有りますが、自然由来の原料から製造される生分解性プラスチック(バイオマスプラスチックもその一つ)に変えていくことがまず上げられます。 木や花といった植物由来の原料を利用して作られた生分解性プラスチックは、従来のプラスチックと同様の性質と機能を備えながら、製品としての役目を終えた後は、土の中や海の中のバクテリア・菌類・その他の生物の働きによって、最終的には水と二酸化炭素にまで完全に分解されます。 このような「環境配慮型プラスチック」への移行に加えて、リサイクル素材を使用した「雨水貯留槽」などの再生プラスチックを利用した製品提案、さらに社内的にはCO2削減を数値化するサステナビリティ計画の立案など、様々な環境対策を講じることで、カーボンニュートラル・脱炭素社会の実現を推進しています。 私たち伊藤忠プラスチックスは、プラスチックのプロであるという自覚を持ち、専門集団だから出来る環境保護に努力を惜しみません。より良い地球を次世代へ引き継いでいくことこそ、私たちの使命であると考えます。