ファミリーマート展開中容器の「2023年日本パッケージングコンテスト食品包装部門賞」受賞について
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伊藤忠プラスチックス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:林英範、以下「CIPS」)、株式会社ギンポーパック(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:奥村 直記)、株式会社ファミリーマート(本社:東京都港区、代表取締役社長:細見 研介、以下 「ファミリーマート」)が共同で応募した 『3次元トリミング加工トレー(折り曲げられるトレー)』(以下「本トレー」)が、このたび「2023年日本パッケージングコンテスト 食品包装部門賞」を受賞しました。
公益社団法人日本包装技術協会による日本パッケージングコンテストは、今年で45回目となる日本の包装分野における最大級のコンテストです。 時代と社会の要請に対応した、生活文化に優れたパッケージおよびその技術の開発普及に資することを目的に、包装における材料、設計、技術、 さらにはデザインからロジスティクスに至るまで多面的に評価し、その年の包装の優秀作品を決定します。 伊藤忠プラスチックスが手掛けるパッケージの受賞は今年で4年連続、4回目となります。
(引用)2023日本パッケージングコンテスト出品作品募集 https://www.jpi.or.jp/saiji/jpc/jpc_index.html
CIPSは昨年6月よりファミリーマートのクレープ用トレーとして本トレーを採用頂いております。
(引用)ファミマに新たな人気スイーツが誕生!
「ファミマ・ザ・クレープ」発売から3日で販売累計120万食突破
https://www.family.co.jp/company/news_releases/2022/20220624_01.html
今回の受賞内容は以下のとおりです。
- 表彰名称:包装部門賞 『食品包装部門賞』
- 入賞作品:3次元トリミング加工トレー(折り曲げられるトレー)
パッケージの特徴詳細
クレープ用トレーとして、特殊トリミング加工を施した本トレーを開発いたしました。
本トレーについては、王子ホールディングス株式会社と共同で意匠登録済です。
特殊加工と適切な材質選定により、下記の機能を有しております。
- 折り曲げ可能な形状・保形性と折り曲げ形状の両立
- 冷凍チルド温度帯を想定した素材
- 商品製造適性
1. 手を汚さずにひとくち目を喫食できる折り曲げ可能な形状
コロナ禍での衛生面に配慮した、袋から取り出して本トレーを折ってひと口目からスムーズに喫食できるトレー形状となっております。
2.通常トリミング加工は平面的(2次元)のトリミング加工となりますが、本トレーについては、立体的なトリミング(3次元トリミング加工)を 施しており、トレーとしての保形性を確保しつつ、通常のトレーでは表現できないシャープなフチ形状で、折り曲げが可能となっております
3.冷凍チルド温度帯を想定した素材を使用し、商品製造時の省人化も考えた形状となっております。
素材は冷凍アイスにも使用実績のある耐衝撃性に優れたHIPS素材を採用し、通常のトリミング加工では対応できない、トレー自動供給機への対応を想定した形状となっております。
今後もコンビニエンスストアや食品メーカーと一体となった食品包材の企画・開発・物流体制の構築を推進するとともに、包装材料用途に限らず 広く産業分野の取引先各社とも協力しながら、商品価値の最大化を図るパッケージを目指して参ります。
以上
E-MAIL:cips_mp@itc-ps.co.jp